なぜ PNG は画質を落とさずに無損圧縮できるのか?
PNG は DEFLATE 圧縮アルゴリズム(LZ77 アルゴリズムとハフマン符号化の組み合わせ)を採用しています。これは本質的に「テキストの略記」のようなものです。画像内で繰り返し出現する画素のカラーパターンを見つけ出し、それを短いデータコードに置き換えるため、ピクセルの細部を一切破棄することなく 元の画像を完全に復元できます。
無損 (Lossless) と有損 (Lossy) 圧縮の違いは?
無損圧縮 (PNG-32 / PNG-24)
ファイル内のデータ配列やフィルター処理の最適化のみを行います。画質は 100% 完璧に保持されるため、精密な線画、デザイン原稿、テキストを含む画像に適しています。容量削減率は通常 10% 〜 30% 程度です。
減色有損圧縮 (PNG-8)
「カラー減色(Color Quantization)」技術を用い、本来数百万色あるカラーパレットを最大 256 色に削減します。肉眼ではほとんど判別できませんが、容量を 60% 〜 80% 大幅にカットできます!
PNG 圧縮はどんな時に使うべき?
- 透過背景の切り抜き画像: 透明度(アルファチャンネル)を維持したい製品画像、ロゴ、アイコンなど。
- UI / Web デザインパーツ: くっきりとした境界線、べた塗り領域、文字が含まれるWeb素材。
- 2D イラスト・ベクター描画: 広範囲で同じ色が繰り返し使われているデジタルイラスト表現において極めて効果的です。