USB-PD&急速充電プロトコルシミュレーター
各社の独自急速充電規格や PDO 電圧ステップを正確にシミュレート。QC 下位互換、D+/D- ピンシールドテスト、JSON 設定のインポート・エクスポートに対応。
充電器
受電デバイス
PMIC プロトコル優先順位 (ドラッグで並び替え)
iPhone 18 Pro/Pro Max で AVS が有効にならないのはなぜ?
充電器には AVS 対応と書いてあるのに、なぜ AVS が有効にならないのでしょうか?原因は細部に隠れています。
PD 3.2 規格では、PD の電源能力メッセージで AVS を PPS より前に配置する必要があります。一部の充電器では AVS が2つの PPS の間に配置されており、AVS のネゴシエーションが正常に行われず、固定電圧の PD に切り替わる場合があります。
AVS がすべての PPS より前
規格に適合する順序です。AVS プロファイルで正常にネゴシエーションが行われ、18V の急速充電が有効になります。
充電プロトコルAVS 18V 3A
- 電圧
- 18.00V
- 電流
- 2.85A
- 電力
- 51.30W
SOURCE CAPABILITIES
充電器の電源能力 · 100W
フラグシップ機器の急速充電技術とケーブルの課題分析
100W 充電器なのにスマホが 15W でしか充電されない理由 (PDO 不一致)
急速充電は「合計ワット数」だけでなく「電圧 (V) × 電流 (A)」を見る必要があります。例えば、ある機器が最大 45W 対応で 9V/5A (PPS) ステップを要求しているとします。100W 充電器を接続しても、その充電器の PPS ステップが最大 20V/3.25A にしか対応していない場合、スマホが必要とする 5A 大電流を供給できないためネゴシエーションに失敗します。その結果、機器は基礎的な 9V/1.67A (15W) にフォールバックして低速充電を行います。これが俗にいう「ステップ不足(PDO 不一致)」です。
固定電圧と動的プロトコル (PPS / AVS) の違い
標準の PD や多くの独自プロトコル(SCP など)は 固定ステップ (Fixed PDO) を採用しており、5V、9V、15V、20V などの固定値しかありません。一方 PPS (Programmable Power Supply) は、機器が 20mV 単位で充電器に電圧を「動的リクエスト」することを可能にし、スマホ内部の電圧変換チップによる無駄な発熱を大幅に削減します。これが現代スマホの高出力急速充電の中核です。最新の AVS (Adjustable Voltage Supply) は PD 3.1 規格の新技術で、15V 〜 48V 間での高圧微調整を可能にし、高電力機器の放熱課題を解決します。
充電器とデバイス間のネゴシエーションプロトコルは参考用であり、実機の挙動を保証するものではありません。